ボードゲーム向上委員会 「第三話:怪獣王決定戦という闇」
※ボードゲームを嗜むアラサーSEが布教したいボードゲームを勝手に紹介する羽毛のように軽い記事です。
●前回までのあらすじ
ゴジラ「二人でプレイしちゃダメだぞ☆」
●疑心、運ゲ、そして焦土となった
では早速プレイしてみましょう!
まず、山札から一枚めくります。
ペラッ
筆者(…ショボい)
ではみなさん、
各自、手札から一枚プレイするカードを選んで裏のまま出して下さい。
せーので表にしますよ!
せー
NOOOOOOOOOOOOOOO!!!
そんな普通のやり方が怪獣に通用するわけがありません!
手札の出し方は、
最初のプレイヤーから順に、手札を一枚、表にして場に出す。
これです。
※二回目以降の最初のプレイヤーは、直前にポイントカードを獲得した人となります
筆者(…え?人の出した数字見えちゃっていいの?バッティングゲームなのに?)
この瞬間、皆と被らないような数字を考えよう!
という無垢な考えは、宇宙の彼方に良心と共に消え失せます。
自分の出す数字でいかに相手を出し抜くか、誰を陥れるか。
そればかり考え始めるようになります。
そうしてゲームを進めていくうちに、全員があることに気付きます。
…マイナスポイント多くね?
(※自分のシンボルカード怪獣のマイナスカードを取ると+ポイントに化けます)
一番ポイントを取った人が勝ちと言っておきながら、
体感的にマイナスカードとプラスカードの割合は2:1。
めくってはマイナス、めくってはマイナス…。
必然的にマイナスカードを押し付け合う醜い争いを繰り広げることに。
…そう思うとなんだかこのカードがとても素晴らしいものに見えてきましたね。
ただどう見てもウルトラマンのパチモンじゃ
誰かが上のカードを取ったと仮定して、話しを進めましょう。
このウルトラマンもどきを取ったプレイヤーが、山札から一枚カードをめくります。
ペラッ
全員(…い、要らない!)
そして全員が『1』を出したとします。
数字がバッティングしているので、このポイントカードは誰のものにもなりません。
先ほど山からカードを取ったプレイヤーが、再度一枚カードをめくります。
ペラッ
この時点で、ポイントは先ほどのカードと合わせて『ー12』。
全員が『2』を出して、今回も見送られることに。
そして三回目。
ペラッ
三枚のカードのポイント合計『ー17』
既に2回見送られているので、ここから闇のゲームが始まります。
3回目から、プレイヤー自ら場に出すカードを選ぶことが出来なくなります。
では、どうするか。
隣のプレイヤーにババ抜き方式で手札から一枚引き抜かれたカードで強制プレイ
となります。
つまり、
ー17ポイントを、大事にとっておいた手札『10』を引き抜かれて獲得してしまう
という不幸な事故が十分に起こりえるのです。
泣きましょう。泣くしかありません。
もどき「元気出せよ」
しかし、-17ポイントを引き取って落ち込んでいるそこのアナタっ!
ご安心ください、まだまだ逆転可能です!
山札にはポイントカードの他に、実はこんなカードも入っています!
じゃーん!
イベントカードと呼ばれるカードで、山札からこれらが現れた瞬間、
山札をめくったプレイヤーに対して効果が発動されます!
(上記以外にも複数イベントカードが存在します。記述に従ってプレイしましょう)
つまり、ー17ポイントになったとしても、タイムワープ消滅作戦を引けば焦土に!
どんなにポイントを稼いでいても、
タイムワープ消滅作戦一つで焦土に!
山札最後の一枚であっても、
それがタイムワープ消滅作戦であれば焦土に!
……。
スティーブン・R・コヴィーの名言と共にお別れしましょう。
『信頼を失うのは一瞬、取り戻すのは一生』
グッバイ!
※怪獣王決定戦の紹介はこれで以上になります。
今後の委員会活動は未定です。(2016年12月6日現在)